統一教会の経典の秘密

韓国メシヤ運動史研究所シリーズ第5巻 統一教会の経典の秘密 『原理原本』から『真の父母経』まで

マスコミに報道された独生女

②マスコミに報道された独生女

 韓鶴子のインタビューと家庭連合が配布した報道資料の内容は、現在、家庭連合が信じている独生女の意味を客観的に理解できる重要な資料である。これを通じて韓鶴子の「み言葉」と文亨進の説教から把握される独生女論の実体が事実であることが客観的に確認される。

「『イエスは第2アダムとして来られた方です。ところが、相対を成すことができませんでした。家庭を成すことができなかったということです。それゆえ再び来ると言いました。その時に言われたことが、私が来て小羊の婚宴をするということでした。ヨハネの黙示録に出てきます。これが何ですか。結婚するということです。(イエス以後)キリスト教2000年歴史は、独生女の基盤を築いてきたのです。キリスト教徒たちはこれを知りません』
 特に韓総裁は、自分の死後にも備えているというのが統一教会側の説明である。血統より法統を重視してきた韓総裁の性向に照らしてみると、場合によっては後継構図において子息を排除することもあり得るという話も出てくる。これと関連して注目されているのは、2013年8月に韓総裁に伝達された『天一憲法』である。統一教会側は、『天一憲法には最高議決機関である天一国最高委員会の構成と権限などが銘記されている。韓総裁は有故 (万が一の事態) まで念頭に置いて、最高委が自身の権限まで代行するように莫大な権限を賦与した。最高委が家庭連合の後継構図まで決定できるという意味と解釈できる』と説明している*1

 この記事は韓鶴子統一教会創始者の伝統に逆行する未来を設計していることを報道している。神様の創造理想は神様の真の愛を中心として「真の父」 である創始者と「真の母」である韓鶴子が完全な一体を成し、「真の子女」と共に「真の家庭」を成し、真の愛の四位基台を完成することによって成し遂げられる。今までの創始者の教示と一般的な統一教会の信仰から見ると、摂理の未来は「真の家庭(創始者の家庭)」と「真の子女(創始者の直系の子女)」が意図的に排除された天一国最高委員会のような特定組織ではなく、真の家庭を中心に作った全ての祝福家庭が一家親戚になって真の家庭の一家を成し、世界的に拡大していくことであった。ところが、韓鶴子は後継構図から統一教会を浄化しようとする自分の子女を意図的に追い出し、真の家庭の四位基台を排除した「後継構図」を図ることによって、統一教会アイデンティティの土台である「真の家庭」の理想と摂理的理想を放棄したという非難を浴びかねない。


「独生女は神様の一人息子であるイエス(独生子)に当てた表現であり、家庭連合では文鮮明総裁を独生子、韓鶴子総裁を独生女と称する*2

文鮮明総裁に出会う前から、韓鶴子総裁は天によって養育され保護された。大母様は韓総裁を神様の唯一の『独生女』として育てた。…統一教会 内で韓総裁は、文総裁と『同格』の地位に定着しつつある。今後、韓総裁の地位はこれよりさらに高くなる可能性も大きい。統一教会の核心幹部らは『来る8月30日が文総裁の聖和3周年になる日であるが、3周年は脱喪(忌明け)の意味を持っている』とし、『文総裁を偲び過去を思い出す時間ではなく、韓総裁を中心に一つになって文総裁の遺業を継承し、未来に向けて前進する時間となる予定』と明らかにした。実質的な教主として韓総裁の役割の強化が予想される内容である。『ポスト文鮮明』として息子ではなく娘が浮上したことも、同じ脈絡で解釈できる。『大母様』から『韓総裁』、そして『文世界会長(文善進)』と繋がる母系中心の体制改編が成されながら、『女性のリーダーシップ』が浮き彫りにされているのである。…キリスト教の2000年歴史は『独生女』の基盤を築いてきた歴史である。…*3

 

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*1:2015.5.25.『週刊朝鮮』2358号.韓鶴子インタビュー記事の要約.

*2:2015.5.17.『月刊中央』2015.6号.[単独インタビュー] 韓鶴子世界平和統一家庭連合総裁「世の中 の全ての家庭に『真の家庭』の祝福を与えることが使命」

*3:2015.5.28.『時事ジャーナル』「韓鶴子統一教会母系後継体制始動」