イエス様の仕事を受け継いだその瞬間がお父様は独生子の資格だ。分かったか。
● 2014年 6月14日、天正宮全国公職者集会での韓鶴子の言及(金孝南とスイス旅行から帰って来た直後)
「天が堕落した人類を探し立てる為の努力は、イスラエル民族を通して4千年間、蕩減復帰して行きながら完全な堕落しなかった完全な血統を探して来られました。それが独生子イエス・キリストだった、それでは、天は独生子だけを創造しただろうか。独生女を創造して来られました。ところが、独生子が誕生して摂理歴史が独生女と一緒に成されなければならなかったのですが、成されませんでした。それでイエス・キリストは行かれて、再び来ると言いました。独生子のその基台は生きているのです。天の摂理歴史、キリスト教の2000年摂理歴史は何かというと、新婦を探してきた宗教です。それ を知らなければなりません」
ここで新婦とは韓鶴子を意味する。統一教会の神学的観点において、キリスト教2000年歴史は再臨主(創始者)の為の準備期間であった。人類が再臨メシヤを迎えることができなかったり、メシヤが個人的な責任を果たせなければ、メシヤの新婦は再臨メシヤを迎えることができないというのが、統一教会が教えてきた一貫した教理であった。ところが、韓鶴子はキリスト教2000年歴史が専ら自分を迎える為の摂理であったと主張している。創始者の教えは、アダムの立場である創始者が個人的な蕩減路程において勝利したため、完成したエバの立場であるメシヤの新婦、即ち韓鶴子を迎えて結婚することができたというものである。キリスト教2000年歴史の結実として新婦(韓鶴子)が存在したために創始者が個人的な蕩減路程で勝利することができたという主張は、創始者の認識とは異なる。
● 2014.7.1. 韓鶴子、母胎から血統転換を主張
「ここに座っている真の母は、六千年ぶりに誕生した独生女だ。全て証拠がある。…血統転換、私は母胎からだ。…アボジの歴史は、イエス様の仕事を 受け継いだその時、その瞬間がお父様は独生子の資格だ。分かったか。そのことを知らなければならない。これまでの2千年歴史は、独生女を探して来 られた歴史だ。…この歴史的な秘密を私が教えてあげた。真の家庭はこのように困難な中で、六千年間の時間をかけて、天が心を焦がして探され苦労して探して来られた独生女を皆さんは知っていたか。知らなかっただろう。
だから私でなくてはならないのだ。皆さんは私に出会えて幸運だ。
…それから清平のことであれこれ言うな。大母様の特別権限だ。これは、天が聖別して育ててきた独生女の家系だ、分かったか。他の人たちは、お父様に近い人だとしても、これはできない。大母様だけができることだ。肉身を借りて働く訓母に対して、あれこれ言ってはいけない。分かったか。私が生きている限り、皆さんが心配することは何もない。分かったか*1」
創始者の聖和2周年を迎え、韓鶴子はついに真の父母の価値よりも独生女の価値を優先するいわゆる「独生女論」を本格的に主唱し始めた。その上に自分を 「6千年を経て誕生した独生女」と規定した。韓鶴子の全ての言及は「自分は6千年前に堕落した正にそのエバが復活した存在」という多少奇妙なニュアンスの言及と見られる*2。そして、韓鶴子の独生女の証拠としてキリスト教神霊集団の誰々の証言と出生に関する話、韓鶴子の母方の先祖である趙漢俊に関する伝説などが言及されている。