統一教会の経典の秘密

韓国メシヤ運動史研究所シリーズ第5巻 統一教会の経典の秘密 『原理原本』から『真の父母経』まで

「蕩減復帰摂理歴史を私が終了させた」と強弁する韓鶴子の態度

● 2013年8月15日、天正宮訓読会で韓鶴子


「私は1960年、幼い年齢でしたが、私がそうしました。蕩減復帰摂理歴史は私が終了させました」


と語った。2013年創始者聖和1周年を迎えて、韓鶴子は蕩減復帰摂理歴史を終結させた唯一の主体が自分自身であると主張している。創始者が残した数多くの言及と統一教会の信仰を一々列挙するまでもなく、統一教会の神学的観点から見ると、「蕩減復帰摂理歴史」を理解し「終了」する概念を悟り、それを成し遂げる人生を生きた主体は創始者であった。創始者の観点から見ると、韓鶴子創始者の選択により教育を受けて蕩減復帰摂理歴史に同参したに過ぎない*1


韓鶴子創始者の対象であり「真の父母」の一人として、「統一教会の復帰摂理」に注いだ苦労を統一教会の誰も貶めたり無視したりしない。創始者の妻として韓鶴子の摂理的価値は常に「真の父母」であった。「蕩減復帰摂理歴史を私が終了させた」と強弁する韓鶴子の態度は、この言葉を通じて解消しなければならない内的欲求を現わしている。勿論、韓鶴子の主張は創始者の考えと違う*2が、自分が幼い年に40代の離婚者(創始者)と結婚してあげることで、彼を真の父母にしてあげたという主張をしてでも自分の苦労を認められたかったのではないかと思われる。しかし、創始者の観点は、17歳の幼い少女・韓鶴子がメシヤの新婦となったのは創始者の不可避的な選択であり、決して絶対予定ではなかった*3韓鶴子のこの日の発言も、韓鶴子統一教会創始者統一教会と違う宗教であることを確認できるものとなっている。

 

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*1:「神様が失った歴史時代、アダムとエバの失敗した歴史時代に初めて、神様の愛を受けることができる血統的内容を中心として、地球星に独生子が生まれました。これが聖書の骨子思想では ないですか。地球星に独生子が生まれました。神様の長男が生まれたというのです。しかし独生子は生まれましたが、独生女がいません。何故なら、エバは堕落したので、サタン世界から探して来なければなりません。アダムが責任を果たせずに失ったのです」『み言葉選集』第348巻,55 .2001.07.06.;「それゆえ、長子権復帰、その次に独生子という言葉が出てきます。独生女はどうなるか、イエスが創造しなければなりません。本来、アダムを創ってエバを創ったのと同じよう に、男が先に出てこなければならないのです。独生女がいません」『み言葉選集』第519巻,304 頁.2006.3.7.

*2:統一教会は内外が一つになっていません。オモニ一人がどうしたわけか、そのことを残念に思っていません。そうであってはならないというのです。オモニ自身、今、何か先生に対し、少女の 時に何も知らないことをよいことに利用して食べたと考えているのです。そんな考えを未だに持っています。話せば、目をこのように大きく開けます。自分の目が上に上がろうとします」『み言葉 選集』第597巻,163頁.2008.9.9.;第341巻,145-146頁.;第342巻,160頁,225頁.;第343巻,57-58頁.; 第344巻,268-269頁.;第345巻,89頁.260-261頁.;第346巻,152-153頁.;第350巻,70頁,第316-317頁.; 第352巻,217-218頁,323頁.;第354巻,203頁.;第355巻,119頁.;第356巻,202頁,315頁.;第360巻,146 頁.;第361巻,176頁.;第362巻,235-236頁.;第364巻,292頁.;第366巻,317頁.;第367巻,202頁,263-264 頁,270-271頁.;第369巻,76頁.;第386巻,20頁

*3:『み言葉選集』第362巻,123頁.2001.12.9.「キリスト教聖霊(母)を中心として来られる主様の前に実体新婦になることができる基準と、その息子娘の家庭と連結されなければなりません。それ が何かというと、キリスト教が反対しなかったなら、聖進の母親がその位置に立ち、聖進がその 位置に立つのです」